源氏会案内

日本語を母国語としている皆さんは、
「源氏物語」に触れることが出来る、潜在的チャンスがあります。
これは奇蹟です。

この御縁を大切にして、どうか人生に一度は、
日本で生まれた世界的古典の長編名作を、堪能してみて下さい。

人生観に深みが増し、日本語の美しさに感動するに違いありませんから。

日本の無文字時代、口から耳へと伝達した古代の口語りには、
語り手が身振り手振りで、声色を変え抑揚を付け、
表情豊かに語ると、聞き手は連想や想像を膨らませ、
語りの内容世界を広げていきました。

そのほとばしる感情や思いを、万葉仮名という文字を使って、
日本人は古代日本語の音をそのまま、
万葉集や古事記という作品に表しました。

歴代の学術研究をもとにして、万葉集・古事記そして
源氏物語での当時の日本語の音を再現してみます。
現代の日本語とは違う古い時代の大和言葉の雰囲気を味わって下さい。

「源氏物語」は登場人物400 人以上、しかも大和言葉の平仮名表記なので、
微妙な心情を表すことは出来ますが、
文章は長くなり、おまけに主語も省略されるので、源氏物語は難解に感じます。
しかし、内容的には男女の恋愛の繊細な心理描写は現代的なドラマであり、
哲学的な人生観は私たちの胸を打ちます。

主人公光源氏の光に照らされた女性たちの物語は美しく悲哀に満ちており、
結局、幸せな人生とは何なのか、などと深く考えさせられます。

紫式部プロデュースの長編心理大河ドラマを共に楽しみましょう。

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会費

月会費1000 円

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