The Book of Tea. 「茶の本」

「和の精神」を語るとき、「茶の湯」の精神を語れば、日本民族の精神世界を語りやすくなります。

しかも、それを世界に伝えようと試みたひとりの天才がいました。

岡倉天心。

Okakura Tenshin is forty-one in 1902.

 He published The Awakening of the East, The Ideals of the East, The Awakening of Japan, and The Book of Tea, written in English by him in the 5 years after 1902.

The essence of the Japanese spirit in The Book of Tea echoes wide in the world.

明治35年、1902年岡倉天心は41祭歳で、それから5年間の間に英語で「東洋の目覚め」「東洋の理想」「日本の覚醒」そして「茶の本」を出版しました。

茶の本に於ける日本精神の真髄が世界に広く響きました。

He said, “ When will the West understand the East or Japan ?”

「西洋は、いつになったら、東洋或いは日本を理解するのか」

この疑問は、天心だけではなくて、現在もなお変わらぬ疑問のままではあります。

東洋のはずれ、極東に位置する「日出ずる国」日本で東洋の粋として日本文明を

開花させました。謙譲を美徳とする日本民族は、はしたない隣国のように、やかましく自国の宣伝をすることはありません。ただし、日本外務省は愚鈍ですが。

そこで、日本に興味があり、理解したいと望む人のために、共に岡倉天心のこの

本を読み解いていきたいと思います。

原文が英語ですので、原文の天心の言葉を挙げながら、深く読み込んでいきます。

Contents  

  1. The Cup of Humanity.
  2. he Schools of Tea. 
  3. Taoism and Zennism.
  4. The Tea-Room.
  5. Art Appreciation.
  6. Flowers.
  7. Tea-Masters.

目次

  1. 心の器
  2. 茶の流派
  3. 道教と禅
  4. 茶室
  5. 芸術鑑賞
  6. 生け花
  7. 茶人