平安時代の文字と源氏物語 仮名「五十音図」というのは、江戸時代の呼称です。平安朝の母音配列順序は「イ・オ・ア・エ・ウ」(孔雀経音義)「ア・エ・オ・ウ・イ」(顕昭の古今集註)「阿・宇・伊・乎・衣、ア・ウ・イ・オ・エ」(管弦 …
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奈良時代の発声音 橋本進吉博士・有坂秀世博士の研究を受け継いだ多くの研究者によって、上代の和語の音韻が解明されてきました。あれこれと異議や補足を唱える方もいらっしゃるけれども、基本は揺らぎません。聖徳太子・稗田阿礼・太安 …
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Spiritual world of “Wa和 as harmony” (learning woman’s heart) “Wa” means Yamato-no-Kuni (old countr …
Continue reading “Spiritual world of Wa和”
書き言葉の時代へ 個人から集団の精神世界を「言い伝え」として次世代へ伝えていくために、気の遠くなるほどの時間を「口頭伝承」という方法に頼って伝えてきました。血縁者の一子口伝という形式を取ることが多いのです。人間には血縁幻 …
Continue reading “和の精神世界4”
「語り」と「話し」 「話にならない」という表現はありますが、「語りにならない」という表現はありません。起承転結のまとまりを欠いた「話にならない」という「話」があり得るのに対して、「語り」というものは、そもそも、まとまりを …
Continue reading “和の精神世界3”
上代の和語 私の専門は言語学です。日本語音韻の研究については明治の終わりから昭和初期に登場した優れた研究者によって完成されており、その後の研究者の論文で特に新しい見解を見出すことは、私には出来ません。橋本進吉博士の「上代 …
Continue reading “和の精神世界2”
「和」とは、大和の国、日本の「わ」であり、心は和む(なごむ)、和やか(なごやか)、和らぐ(やわらぐ)のであり、美味しい食材を和える(あえる)と幸せで、波は穏やかな和ぎ(凪)の状態であり、気持ちが和(のどか)なさまのことで …
Continue reading “和の精神世界(女ごころの学び)”